九四式45口径46センチ3連装砲塔(report3)

toshiko Pinklady

2009年05月25日 07:30


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九四式45口径46センチ3連装砲塔に潜入しました。
旋回ローラーの下は上部給弾室、下部給弾室、上部給薬室、下部給薬室があります。給弾室と給薬室を分離しているのは安全性を高める為です。給弾室は弾庫、運弾盤(うんだんばん:弾丸を運ぶ台車)、軌条(運弾盤の線路)で構成されています。弾丸は砲塔内に180発、艦体内部弾庫に1塔あたり120発の搭載があったそうです。弾丸を弾庫から運弾盤に乗せ、軌条で移動して砲室真下の揚弾筒(ようだんとう)に入れられます。揚弾筒に4発がストックされ、砲室に弾丸が上がります。

揚弾筒は砲身ごとに1つずつ専用で使用されました。直立状態で弾丸は砲室に入ると換装筒ごと横倒しになり、換装台に移動します。このあと砲術科要員が信管を取り付けます。弾丸装填機のランマーで弾丸が砲身内に送り込まれ、薬嚢装填機のランマーで薬嚢も送り込まれます。砲室と給弾室、給薬室の間には防火を目的としたシャッターがついていました。

九一式徹甲(てっこう)弾は秘密兵器でして、当たらずに水没しても水中を推進して攻撃出来ました。給弾室の砲弾は信管がついていません。万が一の誘爆を防ぐ措置なのです。薬嚢は給薬室に隣接している火薬庫から運ばれます。ジェラルミン製の火薬缶に薬嚢は保管され、大型冷却装置で温度管理されていました。薬嚢は円柱形状で1包のサイズは直径43cm、長さ38cm、重量60kgで絹製の布で梱包されていました。火薬缶から出された薬嚢は回転装薬筒に一度入り、運薬盤という台車に乗せられ移動。ランマー(押し棒)で揚薬筐(ようやくきょう:電動エレベータ)に押し込まれて砲室に上げられました。

Kuroe2 Noel先生製作の巨大戦艦大和Fly Sky High Club北側の海上に2009年5月いっぱいの期間限定展示中です。

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PS:次回の記事も戦艦大和の兵装を連載。第2主砲塔をご紹介します。お楽しみにぃ。
toshiko Pinkladyによる巨大戦艦大和潜入レポートは30記事の連載を予定していますのでご期待下さい。

記事にある戦艦大和のデータはtoshiko調査によるものであり、史実と一致していない場合がある事をご了承下さい。
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